木を見て森を見ず hitting the right notes but missing the music 2005 11 24

 アメリカ政府が、日本政府に対して、規制緩和など、いろいろな要求をしてきます。
しかし、彼らは、「木を見て森を見ず」のようなところがあります。
 私がアメリカ政府のスタッフだったら、日本政府に対して、
「もっと、真剣に少子化対策に取り組め」と要求します。
 なぜか。
日本国内では、世界最速で進む少子高齢化によって、市場規模が縮小しています。
だから、日本企業は、国内では食べていけず、アメリカ市場で稼ごうと、
次々と、アメリカに進出してくるでしょう。
 その結果、アメリカの国内産業は、日本企業という強敵の出現によって、
必要以上に、競争に巻き込まれ、
運が悪ければ、経営不振となり、リストラに追い込まれ、失業率も高くなるでしょう。
 そこで、アメリカ国内では、日本企業に対する「恨み」が出てくるでしょう。
アメリカ国民が感情的になれば、「日本企業は、出て行け」と叫ぶかもしれません。
 こうなると、自由貿易の実現を主張するアメリカ政府は、
対応に困ってしまうことになるでしょう。
 しかし、そもそもの原因は、日本の少子化です。
少子化によって、日本企業が国内で食べていけなくなったから、アメリカに進出したのです。
 そういうわけで、日本政府に対して、
「もっと、真剣に少子化対策に取り組め」と要求すべきで、
そうしないと、次から次へと、日本企業がアメリカに進出してくるでしょう。
 「少子化→市場規模の縮小→企業の売上高の減少」という悪循環を抜け出すには、
アメリカ市場に進出して稼げばよいと、日本企業は考えるでしょう。





































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